批評 睡蓮


『みづゑ』第五 P.17
明治38年11月3日

 表紙、口繪、上装共に和田英作氏の筆になれり。表紙の意匠は氏の作中優秀なるものなるべし。口繪は木版刷の極めて古雅なるもの。詩には花守、藻の花、夢つばめ、亂れ香、草笛、天上の春の題の下に短歌數百首あり。われ等は詩を好めどそは只好むといふのみにて、評し且論ずべき力なければ、こゝには單に其美はしき書なる旨を記して世に紹介し置く。

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