讀者への回答


『みづゑ』第五 P.20
明治38年11月3日

△但馬、由利氏へ。追々御希望に副ふやうに勉むべく候
△相模、大橋氏へ。御送りの繪は遠近法の間違あり、且主體なく圖柄も陳腐に見受候。
△陸前、海老名氏へ。御入念の作なれど左の方省筆に過て圖柄かたより申候。一層御研究ありたく候
△京都、北村氏へ。保津川の景對岸も前景も同一筆法にて奥行見えず折角の好畫題今一工風ありたく候
△周防、久保氏へ。御寄稿面白く拜見いづれみづゑ紙上を飾り可申候
△神戸、枯星氏へ。御手紙ありがたく存候

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