新刊
『みづゑ』第六
明治38年12月3日
●英學生二ノ十二、三ノ一東西社
●イーストェンドゥェスト二同
●ハガキ文學十七日本葉書會
挿繪の多き記事の豐なる他に比なし
●美術新報四ノ十四、十五畫報社
美術界の消息を知る唯一の機關誌なり
●文庫三十ノ一、二内外出版協會
●家庭の友三ノ八同
●向上主義 十六、十七久友社
●白百合三ノ一東京純文社
天長節の紀念號韻文散文共に見るべきもの多し
●國民評論九國民評論社
●音樂八ノ七樂友社
●歌舞伎六十七歌舞伎發行所
●能樂三ノ十能樂館
●新潮 三ノ五新潮社
●學燈九ノ十丸善株式會社
●H本園藝雜誌中秋の卷日本園藝會
●日本美術八十一日本美術社
眼は如何に物を見るか、雲のいろ。一は有益に、一は興味深し
●寫眞月報十ノ十小西本店
いつも乍ら挿入の印畫美はし
●洋畫講習録一大日本繪畫會
洋畫に關する一通りの知識を得るに極めて適當なる好書物なり
●東海中立新聞毎號同社
●帝國文學十一ノ十一帝國文學會
●新公論二十ノ十一新公論社
●急先鋒革命會
在水戸東自蘋氏の圭宰せらるゝ文學雜誌なり、猶一層鋭かれと冀ふ
●平旦二平旦社
●家庭のしるべ十六白木屋
●時好三の十一三越呉服店
共に美しきカタログにして有益なる家庭のよみものあり
●圖書世界六ノ七博文館
●新古文林一ノ八近事畫報社
三百廿頁十八錢といふ比類なき廉價なれど、内容は趣味多く、殊に未醒の挿畫は奇趣横溢
●手紙雜誌二ノ八有樂社
いつ見ても面白し
●歡聲(音樂新報菊花號)音樂新報社
●先世一ノ一先世社
有益なる記事に富む通俗學術雜誌にして全紙一の駄文字なく、よく初めより終迄快讀せしむ、吾人はかゝる眞面目なる雜誌の誕生を視し、且健全なる發達を望む
●中央公論二百號中央公論社
漱石氏の薤露行尤もよむべく、一字一句幽玄深刻、恰も名家の繪を見るが如し
●東郷評論一東郷評論社
●東京美術學校校友會月報 四ノ一、二同會