新刊
『みづゑ』第七 P.17
明治39年1月3日
●英學生 三ノ二、三東西社
●イースト、エンド、ウエスト 三、四同
●ハガキ文學 十八日本葉書會
●美術新報 四ノ十六、十七、十八畫報杜
●文庫三十ノ三内外出版協會
山崎紫紅氏の赤石山登山記は近來の快紀行文
●家庭の友 三ノ九同
●白百合三ノ二東京純文社
●國民評論 十國民評論社
體裁一變して紙質良好となれり
●能樂 三ノ十一能樂館
●學燈九ノ十一丸善株式會社
●日本園藝雜誌晩秋の卷日本園藝會
●日本美術八十二日本美術社
●寫眞月報 十ノ十一小西本店
●東海中立新聞毎號同社
●帝國文學十一ノ十二帝國文學會
●平旦三平旦社
内容は豐富喜ぶべし裏繪の戯畫はなくもがな
●新公論 二十ノ十二新公論社
●中央公論 二十ノ十二中央公論社
●歌舞伎 六十八同發行所
●先世 一ノ二先世社
通俗學術雜誌の稍に背かず文字平易にして理解し易く知らず廣き智識を得せしむ
●校友會月報三ノ三東京美術學校
●新潮 三ノ六新潮社
●手紙雜誌 二ノ九有樂社
●高等女學講義第二學年の一、二大日本高等女學會
此種のもの世に多けれど、本書は有名なる人生地理學の著者牧口氏の主として經營せらるゝだけありて、趣味と實益とよく調和し、他に勝る處少なからざるは尤も喜ぶべし