寄書 パレツト寸言
孤崖生
『みづゑ』第十九 P.19
明治39年12月3日
○ワニスに水彩繪具を混ぜて油繪の眞似をしたのは善かつたが大切なパレットをだいなしにしたのはマヅカッた。
○(フンこれが西洋のデコだとあきれらア赤い色や青い色でにしくつた下品でしよーがないやそれよつか私んとこの襖のすみ繪がとれほど善いか知れネエ)とは田舎老人の水彩畫を見ての大した氣焔。
孤崖生
『みづゑ』第十九 P.19
明治39年12月3日
○ワニスに水彩繪具を混ぜて油繪の眞似をしたのは善かつたが大切なパレットをだいなしにしたのはマヅカッた。
○(フンこれが西洋のデコだとあきれらア赤い色や青い色でにしくつた下品でしよーがないやそれよつか私んとこの襖のすみ繪がとれほど善いか知れネエ)とは田舎老人の水彩畫を見ての大した氣焔。