繪ハガキ競技會記事(第三十一回)
『みづゑ』第二十一
明治40年2月3日
繪ハガキ竸技會記事(第三十一回)
歳晩(意匠)枯野(技術)
一等多忙 鈴木登 冬の郊外三條千代子
二等忠臣藏 中臺紋一 龜井戸森榮一
三等煤掃ひ 高橋松治近郊赤城泰舒
四等年賀状受附森榮一野道相田寅彦
五等年とり相田寅彦廣野吉川晴帆
六等御歳暮 鈴木錠吉 巣鴨村山田汀
七等羽子板市赤城泰舒 川沿立花甚之助
八等歳ノ市 吉川晴帆 北海道の冬小林克巳
九等年の終り山田汀瀧ノ川村牧野露香
十等ちんもち野口六三野路金江龜
十一等十二月廿七日三條千代子曠野高橋松治
十二等懸取り永井源三郎郊外池田昌克
十三等松賣り河鰭達夫山里高橋直子
十四等煤掃き小林誠之助枯野原宮澤汀煙
十五等賃餅牧野露香山田の朝小林誠之助
十六等臼と杵齋藤八十八枯野の川永井源三郎
十七等送六迎七立花甚之助野道齋藤八十八
十八等義士の模樣宮島文雄郊外川島小絹
十九等懸取り金江龜枯野本多金藏
二十等カレンダー島村安三郎近郊野口六三
(以下略)