蛇の急所


『みづゑ』第二十三 P.16
明治40年4月3日

 蛇の大小に拘はらず頭から約一寸程下つた處即ち首の附け根の脉か打つてゐる處を打てば直ぐ死ぬ。
 齒の毒
 蝮に噛かまれたら直く一番近い處を固く縛つて又少し隔つた所をもう一つ固く縛る、そして噛まれた處を突て血を抜とよい、紺氣のものは蛇の歯の毒を消すから足袋脚胖の類に紺を用ゐると痛みだけで濟む、但眞紺でなくてはいけぬ。(趣味)

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