繪ハガキ競技會記事(第三十二回)
『みづゑ』第二十五 P.17
明治40年6月1日
四月二十八日開會出品者二十九名、百ニ十二枚、選評の結果前記の如し
意匠の一等は例によつて着色壮重よく題意に適せり、二等は「三月」の筈なれど圖案として面白ければ取りたり、九等は今少し働ある描き振なりしならは二三等に上りたりしに惜むべし。技術は概して佳作少し、一二等を除きては多くは輕卒の寫生叉は想像的のものゝみにして、競技の趣旨にも違へり、將來一層眞面目の研究を望む。
次回は九月頃開催すべし。
『みづゑ』第二十五 P.17
明治40年6月1日
四月二十八日開會出品者二十九名、百ニ十二枚、選評の結果前記の如し
意匠の一等は例によつて着色壮重よく題意に適せり、二等は「三月」の筈なれど圖案として面白ければ取りたり、九等は今少し働ある描き振なりしならは二三等に上りたりしに惜むべし。技術は概して佳作少し、一二等を除きては多くは輕卒の寫生叉は想像的のものゝみにして、競技の趣旨にも違へり、將來一層眞面目の研究を望む。
次回は九月頃開催すべし。