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『みづゑ』第二十六
明治40年7月3日
□夏期講習會の第一部は八月二日より十五日間大阪市天王寺桃山中學校に開くことに決定致候、又第二部は八月一日より二週間澁温泉場に開會致候、此方は長野市に於ける洋畫同好者の發起に係るものに候、詳細は廣告欄を御一覽有之度候
□丸山大下兩氏は、双方に出席可致心組に候處、會場の都合にて開期殆と同一と相成候爲め、遣憾ながら別々に擔任することと相成申候
□講習會出席者は會場の都合も有之候に付、可成早く御申込有之度候
□本號口繪は草木のスタデーにして、繪の大きさは七寸に一尺一寸程、時は六月初旬の午前、二時間宛三日間を費して寫生せしものに候
□次號以下には山本氏の木口版のつゞき、ニコルソン式木版、石川氏の水彩畫研究家への忠告、畔川氏の俳畫論、丸山氏の美術館水彩畫等續出致すべく候