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『みづゑ』第二十八
明治40年9月3日

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 b□大阪に於ける本會第二回夏期講習會は別項記載の通り無事終了致候
 □講話の大要は次號の紙上より登載の筈に御座候
 □會期中は例によつて珍談奇聞小なからず夫等は會員諸君の投書を待つて次號より續々掲載可致候
 □澁温泉に於ても頗る神秘的な面白い材料澤山有之候樣子につきこれ又精探の上諸君に御披露可致候
 □本號の口繪は、石川氏が曾て滿洲に滯在せられし時寫生せしものにて、原畫は八つ切程の大さに御座候
 □石版は、大橋氏が大阪講習中、住吉に於てスケツチせられしものに候
 □本月は久々にて繪葉書競技會の催有之候課題は露(意匠)夕陽(技術)にして、九月二十日迄に本會へ宛て御送付有之度候、但出品り數に制限は無之候、會費返送料一人につき金五錢御送付ありたく、これは開き封の中へ入るゝこと嚴禁に御座候
 □暑中見舞状を寄せられし各地の讀者諸君に厚く御禮申上候、幹部一同最も愉快に、尤も有益に此夏を過し候間御喜び下され度候

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