問に答ふ
『みづゑ』第三十二
明治41年1月3日
問に答ふ
注意
水彩畫に關係あるのに限る◎の印に答。一般に對して益なきものは戴せず
■『みづゑ』初號はい再版となるや、又他に缺本ありや(廣島NH)◎初號再版は品切三版は多數の申込なけれは着手する事能はず、又第三、第四、第五、第六は缺第七は殘本僅少なり■一エツチングの意を知りたし、二畔川氏とは何氏の號にや三吉田藤尾女史は油繪專門にや又は水彩畫の方なるや(N.S生)◎一畫家自身が彫刻せし銅版畫二書状にて問合されよ三將來水彩畫專門なりときく■水彩風景畫帖(大下先生筆)第一は品切に候哉、又肉筆臨本は臨今にても御頌ちに相成候哉(赤坂川邑生)◎殘本あり、又肉筆臨本も頒つべし