石川欽一郎の近信から
『みづゑ』第三十六
明治41年4月18日
在臺北、石川欽一郎氏の近信によれぜ同氏は一月下旬同氏一人の自作展覽會を開きしに非常を盛況なりしと、猶引續きて總督府國語學校官舍の一部に研究所を開きしに同好者盛んに集まり來り立錐の餘地もなき程の有樣にて何れも非常の熱心を以て墨炭畫より稽古をなしつゝあり、石川氏は隨時出席し、一週一回は特に講話をなして懇篤に授業せられつゝありといふ
『みづゑ』第三十六
明治41年4月18日
在臺北、石川欽一郎氏の近信によれぜ同氏は一月下旬同氏一人の自作展覽會を開きしに非常を盛況なりしと、猶引續きて總督府國語學校官舍の一部に研究所を開きしに同好者盛んに集まり來り立錐の餘地もなき程の有樣にて何れも非常の熱心を以て墨炭畫より稽古をなしつゝあり、石川氏は隨時出席し、一週一回は特に講話をなして懇篤に授業せられつゝありといふ