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『みづゑ』第三十六
明治41年4月18日
□本號は全部小笠原紀行を以て編成すべき筈なりしも、記述すべきこと頗る多く、ために一册にては纒り兼候につき、續稿は次號以下に漸次掲載することゝ致し候
□口繪原色版はワツトマン四ツ切大にて、寫生の儘少しも手を入れざるものに候□次號にはイースト氏寫生談の續稿、靜物寫生の話、藝術小言、アルフレツドパルソンス氏の日本の初夏等を出すべく候
□日本水彩畫會々友諸君より、番號の御問合せ有之候得共、通信其他には番號を用ふるに不及候間左樣に承知ありたく候
□繪葉書競技會の題は人の顔(寫生)菜の花(圖案)にて、〆切は本月末日迄に候、出品者は郵券五錢を添へ本會へ御送付あれば、選評の上他の出品の分と交換して御返送可致候