問に答ふ


『みづゑ』第三十八
明治41年6月3日

問に答ふ
 □一水彩畫階梯の定價及發行所二繪ハガキ金色夜又は何處にありや三大下先生著の書物あらば詳しく知りたし四日本水彩畫會入會の際の書式(花輪町ハーパート生)◎一定價送料共三十四錢、本會にて取次すべし二牛込神樂坂盛文堂の發行なれど今は多分品切ならん三水彩畫階梯のほかに著書なし四入會の趣旨さへ明かなればよろしい別に書式はなし■日本水彩畫會に入學するには如何なる學問が入用にゃ(獨學希望者)◎中學校卒業程度ならよろしけれど小學校だけにても入學差支なし■會友にして水彩畫研究所ヘゆき親しく批評を乞はんとするには何日頃が都合よろしきや(吉田生)◎毎月第四日曜日には午前九時より二時間水彩畫講話、十一時より一時間透現畫法講義、午後一時より三時迄成績品批評、三時より日沒迄茶話會あり、會友並びに本誌讀者(但都合により謝絶することもあり)は出席を許すべし、但茶話會に出る人は會費金拾錢を要す

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