近事


『みづゑ』第四十
明治41年8月3日

△日本水彩畫會研究所六月例會は二十八日午前九時より開會、眞野講師の透視畫法の講話あり、午後より批評に移り、出品百餘點の互選を行ひ、一等松山忠三氏、二等夏目七策、相田寅彦二氏、課題『坂道』の一等松山忠三氏、デツサン人物一等水野以文氏同石膏像一等岡田武彦氏の結果を得て各賞あり。夫より茶話會に移り、席上寫眞製版の大家田中松太郎氏の原色版に關する有益なる講話あり、終て散會せしは午後六時の頃なりし

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