問に答ふ


『みづゑ』第四十
明治41年8月3日

■彫刻刀は全部にていくら位でせうか、また吉田松太郎氏に頼めば全部そろへて貰へますか(牛込版が大好き生)◎吉田氏に直接問合はされたし■一中學臨本の如き鉛筆畫手本にて人物(肖像)を主とせるものありや二肖像畫を學ぶに引延しの法を用ふるの可否三春鳥會々員に正賛の區別ありや四水彩畫研究所の本科一年は墨畫を學ぶべきや五地方講習生は本科と別科と孰れが利ありや(北洲の讀者)◎一なし二可なり三春鳥會々員といふものなし、日本水彩畫會に會友あり、正賛の別なし四三年位迄は墨繪なり五本科別科の別なし

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