讀者の領分


『みづゑ』第四十一
明治41年9月3日

■一静物寫生の話は休みなしに願ひます二口繪に静物畫を出されたし三色彩應用論は完結せしにや四九月頃臨時増刊を出して夏期講習會の講話を滿載されたし五『みづゑ』は紙と云ひ活字と云ひ天下無比永久に變更なきを希望す六定價の幾分を増しても今少々紙數を増されたし(間接讀者惣代)◎出來る丈け御希望に應ずるやう努力します■文房堂製の二枚折パレツト新規無疵賣りたし(茨城縣結城郡菅原村、坂野富五郎)

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