編者より
『みづゑ』第四十三
明治41年11月3日
◎住田氏へ『湊の濱』の空はよし、浪の蔭の色重きに過ぐ、遠き帆はモツト判然と見ゆる筈なり。『生駒の曉』は空の色重く且濁りて朝の冷やかなる感を欠く、山もあまり近く野に遠近の別見えず『朝』は面白き出來なり、衣服が少し硬きやうなり、肉色は佳なり◎佐々木氏へ地方講習生の授業料は割引は出來ません
『みづゑ』第四十三
明治41年11月3日
◎住田氏へ『湊の濱』の空はよし、浪の蔭の色重きに過ぐ、遠き帆はモツト判然と見ゆる筈なり。『生駒の曉』は空の色重く且濁りて朝の冷やかなる感を欠く、山もあまり近く野に遠近の別見えず『朝』は面白き出來なり、衣服が少し硬きやうなり、肉色は佳なり◎佐々木氏へ地方講習生の授業料は割引は出來ません