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『みづゑ』第四十四
明治41年11月18日

□本號口繪、一番上にあるは、沼田町より見たる赤城山の夕景、次は、沼山峠の下尾瀬湖畔より見たる燧ケ岳、タテ繪は、追貝の溪谷にして、下を流るゝは片品川、其傍の横繪は、尾瀬湖北岸堂小屋附近、最下の一圖は尾瀬ヶ原に候
□コマ繪第一は、歩行かぬうちから足に豆をこしらへた人、第二は、金精峠で悲鳴を上げた人、第三は、尾瀬ヶ原行に屡々深泥に墜落した人、第四は、繪にある通り日光劍ヶ峯で辷つた人、第五は、一行を尾瀬沼へ導ひた馬方に御座候。
□本號は郵送料金貮錢を要し候間御注意ありたく候

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