近事


『みづゑ』第四十四
明治41年11月18日

△日本水彩畫會十月例會は二十五日開會、午前は大下氏の水彩畫材料についての注意といへる講話あり、午後より、出品畫に對して河合、石井、大下諸氏の批評あり、水彩畫に對する互選の結果、一等赤城泰舒氏、二等相田寅彦氏、佐藤武造氏にして、デツサンは、夜の部岡田武彦氏一等に選抜せられ何れも賞品を頒たれ、それより茶話會にうつり、二三の餘興ありて五時頃散會したり。
△松原氏主催洋畫展覽會は、前號に本月とせしが前月の誤植なり。
△織田東禹氏は、約三ヶ月間東北地方漫遊中の作品百餘鮎を、本月二三兩日數寄屋橋東京地學協會樓上に陳列して公衆の展覽に供せられたり、陳列中の水彩畫は何れもスケツチのみなれど、よく其地方色も現はれて面白きもの多かりし。

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