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『みづゑ』第四十七
明治42年2月3日
□會友及讀者諸君より早々年賀状を賜はり難有御禮申上候
□本號口繪はOW四つ切大のスケツチに候
□石川欽一郎氏は爾來本會幹部の一員として本誌の發展に御盡力下さることゝ相成候、今後有益なる飜譯並びに講話は毎回本誌に現はれ申べく猶異彩ある氏の繪畫も屡々諸君に見まへ可申候
□會友報告に長谷川年行氏とあるは利行の誤に御座候
□大阪地方の讀者が振替貯金にて送金せらるゝに、徃々自己の姓名のみにて宿所の記載なきもの有之、發送上迷惑致候間タトヱ引續きての御送金の場合にても必ず宿所御明記有之度候、猶裏面へ送金の理由も必ず明記被下度候
□『みづゑ』十、十二、十三、品切と相成二及び九は賣捌店より回收候問五六册現存、美術家小傳も四五册有之候