問に答ふ


『みづゑ』第四十七
明治42年2月3日

■雑誌等にあるやうな畫き易い水彩畫の集めた手本はありませぬか(中垣正徳)◎一時澤山出版されしも今は畫手本はあまり見かけず■濁りたる池等に物の影のうつりたる時如何にしてよきか空の映りたる部分だけ光らすにや(中山巍)◎空の光りだけ殘して其蔭の水色と同じ色で全體を塗りそして濃淡をつけゐがよからんかゝる事は可成自己で工風されたし■ハガキ文學、少年パツク、小學校の發行處及定價(一ノ宮健治)◎ハガキ文學は小石川久堅町成美堂發行十錢、少年パツクは京橋區南紺屋町同社、八錢、小學校は神田表神保町同文館月二回一册十錢

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