近事


『みづゑ』第五十
明治42年5月3日

△日本水彩畫會研究所春季寫生會は四月三日四日埼玉縣越ヶ谷地方にて開催したり
△仝研究所三月例會は二十八日開會、午前には、眞野講師の「透視畫法」講話あり、午後作品百七十餘枚に對し河合、戸張、荻原、大下諸氏の批評あり、終て萩原氏の「解剖學の話」ありて夕暮散會したり。この日コンクールにて賞を得しは夏目七策、川上左京並木富太郎の三氏なりし
△東京毎日新聞にては漫畫の懸賞寡集をなせり選者は大下藤次郎氏なり
△白馬會展覽會は本月十日迄開會せらるべし

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