チヨーク畫
『みづゑ』第五十三
明治42年8月3日
鉛筆の外にチヨークと稱する墨色の筆あり、これは煙墨から製したもので、鉛筆よりも黒く色が出る。使用するには黄銅にて製したる「ポルトクレヨン」に挿むので、使用は鉛筆と同じであるが、一度着けた墨痕は、鉛筆の如く容易に浩し去ることが出來ない、故にこれを使用するのは、鉛筆畫の練習が充分に出來た後がよい(丸山晩霞氏『女性と趣味』)
『みづゑ』第五十三
明治42年8月3日
鉛筆の外にチヨークと稱する墨色の筆あり、これは煙墨から製したもので、鉛筆よりも黒く色が出る。使用するには黄銅にて製したる「ポルトクレヨン」に挿むので、使用は鉛筆と同じであるが、一度着けた墨痕は、鉛筆の如く容易に浩し去ることが出來ない、故にこれを使用するのは、鉛筆畫の練習が充分に出來た後がよい(丸山晩霞氏『女性と趣味』)