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『みづゑ』第五十三
明治42年8月3日
□口繪原色版はワツトマン四ッ切にして、日本水彩畫會研突所に於けろ習作に御座候
□寫眞版『相思樹』は四ッ切『盛夏』は二ッ切、『ウエニス』の夏は四ッ切より稍小なるものに候
□次號には石川欽一郎氏の習作『臺灣人の顔』、并びに眞野紀太郎氏の『初秋の花』の原色版、及大橋正堯氏の『榛名湖』の石版、他に寫眞版として太平洋畫會出品の水彩畫兩三點を出すべく候
□記事には小島烏水氏の『最新水彩畫法序文』、大下氏の『靜物寫生の話』アルフレツドハルソンス氏の『日本雜觀』、其他にして小島氏の『ラスキン山岳論』の續稿は十月號より必ず登載可致候