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『みづゑ』第五十七
明治42年12月3日

□口繪原色版『晩秋』は相模川沿岸小倉の景にして、原圖はワツトマン八ッ切に御座候
□次號講話には大下氏の『冬の自然』を始めとして、續稿のほか、石川氏の有益なる御話ある筈に候
□挿繪は河合新藏氏の『雪景』、Frank Brangwyn氏の『オレンヂ市場』を原色版とすべく、石版には『戌』を題とせる鈴水錠吉氏の圖案書、其他一頁大の寫眞版等を挿入可致
□前號にも報告致候通り、五十六號も發行後數日にして賣切と相成候、本號は幾分か増刷致置候へ共、御注文は可相成速に願度、又出來得べくば半年分以上御拂込被下度候
□來月號の御届先變更の方は、二十日以前に御通知被下度候
□御投稿にて掲載洩のもの頗る多し、右は順次紙面に現はれ可申候間御承知置下され度候
□『御投稿の假名は必ず平假名に限り候、片假名を用ひられしものに、紙面整理上、不得止没書に可相成候

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