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『みづゑ』第五十九
明治43年2月3日
□口繪『圍爐裡ばた』は信州山中の作にてワツトマン四ッ切に御座候
□次號の原色版は、ブレパゾン氏の風景畫及び大下氏の「國府津の朝」、他に石叛一葉を登載致可候
、□五週年紀念號の計畫には御賛同の聲少なからず、よつて實行致す事に决し申候、就てに御希望の方は早速御申出ありたく、スケッチ及ひスタデー共、かゝる低-き價にては他日再ひ諸君の御手に入ることあらざるべしと存候
□本會同人河合新藏氏のために、氏の友人等は今回無涯畫會を催し候、巻尾廣告御一覽の上御賛助を仰き度候
□『みづゑ』特價販賣續々御申込ありて、多數の缺本を生じ候、從つて價格に相遠、を生し候に付、今後の御註文は本號廣告の價よられたく候
□讀者より直接質問をよせられ一候分、是迄一々御答へ申上置候へとも、都合上今 後に本誌『問に答ふ』のほか、タトヘ返 信料附にても一切直接に御答致さぬこと に相成候に付、御承知置下されたく候。 但、會友諸君は此限りに無之候へども、 可相成問答欄にて願上候
□『讃者の領分』御投稿は、出來ゐだけ簡 単に願上候、長文は削除叉は没書可致候