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『みづゑ』第六十
明治43年3月3日

□口繪原色版はワツトマン八ッ切より稍大なるもの、昨年三月國府津に於ての作に御座候
□中繪原色版は八インチ八分の三――十インチ六分の一の大いさにて、千八百九十二年の作に候
□次號の口繪に久し振にて石川欽一郎氏の臺北郊外を出すべく、中繪は未定に御座候
  □『水彩肖像畫法』及『圖按法概要』『廣重傳等の續稿は次號に掲出可致候
□七月紀念號發行につき續々御賛成被下難有存候、最早豫定金額の半に達し申候、御頒ち致すべき畫料の全額は七月號に投じ候筈ゆへ、此際進んで御助力を仰き度候
□會友諸君のうち、批評を求めらるゝ作品の返送料未着の方あり、何卒毎回御送付下され度候
□仝しく作品御送付の際は、包装は『桑田式』を望み申候、一個金十六錢の實費を以て本會にて御頒ち可申上候、

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