近事


『みづゑ』第六十一
明治43年4月3日

△日本水彩畫會二月例會は、二十七日午後より開會、出品二百十四點、永地、大下、戸張、藤島諸氏の批評あり、デツサンのコンクールにては、一二等赤城泰舒氏、三等相田寅彦氏にして各賞品を受く、終つて構圖法について戸張孤雁氏の有益なる講話あり、後ち茶話會に移り、奇抜なる五分間演説等ありて薄暮散會したり。
△神奈川縣程ヶ谷小學校にては、三月二十日より二十二日迄教育展覽會を開き、同時に日本水彩畫會横濵支部の水彩展覽會を催したり。

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