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『みづゑ』第六十三
明治43年6月3日

□本號口繪原色版は、初夏午前五時より七時迄の寫生にして四日間を要せしもの、原畫はワットマン四ッ切大に御座候。愛讀者星眼君より、もつと説明を詳しくせよとの御申出有之候も、別項Y、N、K氏に御答へ申上候通の次第に付、説明はこの位ひにて御用捨願上候
□本號も編輯上の都合にて原色版二枚を挿入致しかね候。近時多數讀者の御希望もあれば、八月月號より多少の改良を加へ、原色版三葉を挿入致すつもりにて目下計畫中に御座候
□紀念號は、前號豫告よりも原色版は増加致すべく、石版は多少減せらるべく候。
 定價は一部金四十銭を申受候。但、本會よりの直接讀者は、普通號の二倍、即ち金三十六銭にて御注文に應ずべく候
□内容は只今申上無候。同人極めて多忙の中を編輯に從事致居侯事故、思ふ半分も手が廻らず、たゞいつもよりも挿繪が多いといふ位ひの程度に御座候、何卒御失望なきやう今より願置候。但、此計量によりて集まりし金額は二百圓を超過致候。詳しくは次號に發表可致候
□振替貯金規則改正に相成候故登記料は本會に對し御彿込に不及候
□七月八月九月號等の配布先變更を望まるゝ方は、遅くも本月二十日以前に御通知を受け度候

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