ワッツ論の註


『みづゑ』第六十八 P.24
明治43年11月3日

 マネー(E.Manet.)は十九世紀後半、佛國の畫伯にして、所謂印象派の先祖なり。
 ボイツスラー(Whistter.)米國に生れたる十九世紀後半の歯家にして、Society of British Artistsの總裁に擧らる。
 サーヂュント(Sargent.)十九世紀中頃伊太利に生る、有名なる肖像風俗畫家にして、ローヤルアガデミー會員。
 ミレース(Millais)は同時代英國風景風俗畫家の猶なるもの、一八四八年ポルマン、ハントロセツチ等と共に所謂ラフアエル前派を創めたり、後ローヤルアカデミー總裁に擧らる。
 レイトン(Leighton.)同時代、英國歴史畫家の大立物一八七八、ローヤル、アカデミー總裁となる。(幸雄)

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