日本水彩畫會廣告
『みづゑ』第七十一
明治44年1月3日
■本會研究所は東京市小石川區小日向水道端町二丁目十六番地(服部坂下通り、電車江戸川線水道町停留場より二丁)にあり、毎日午前、夜、毎週日曜日終日、授業すべし、講師は河合新藏、岡精一、永地秀太、眞野紀太郎、磯部忠一、丸山晩霞、大下藤次郎諸氏なり
■安中支部は群馬縣安中町根岸方にて毎月一回授業すべし、講師は河合新藏、丸山晩霞の兩氏交々出張す
■横濱支部は神奈川縣程ヶ谷小學校内にあり、毎月一回大下藤次郎氏出張授業すべし
■長野支部は長野市師範學校内にあり、毎月一回研究會を開き、年數回講師出張指導すべし
■飯山支部は長野縣飯山町森本香谷方にて毎月研究會を開き、年簸回講師の出張あるべし
■關西支部は滋賀縣膳所中の庄藤田紫舟方を事務所とし、京都に於て毎月研究會を開く
■日本水彩畫會には地方講習生の設けあり、丸山晩霞氏主として通信授業をなす(當分休止)
■日本水彩畫會々友は作品の批評を妥くるのほか幾多の便利と利益とあり、大下藤次郎氏主として其事にあたる
■研究所規定及會友規定御入用の方は往復ハガキにて申出らるべし但返信用の方ヘ宛名を記すべからず
以上