需供案内


『みづゑ』第七十二
明治44年2月3日

 一人一回三十字詰三行迄無料。
 三行以上は一行につき郵券十銭を拂込むべし。
 小生不用の水彩畫譜、水彩畫指南(無垢)と『みづゑ』と交換したし但『みつゑ』は五十三號より以前の分交換册數は御報知アレ(イヨ松山市菅町三丁目、七五、吉田伊勢雄)
 みづゑ三一、三二、三三、三五、三九、四一、四六、四七、四九、五〇、五一、五二、五三、五四、五五、五六號を相當代價にて御譲りを乞ふ全部でなくともよろし、(廣島市外横川神田周三)
  大下式スケッチ箱(附屬品附)三號畫架、三脚(革製)陶器パレット譲受たし(至急)文繪葉書書籍と交換してくれてもよし。油繪道具も願ふ四(函館東川町一八三石岡生)
  女性と趣味、みづゑ二十八より三十一、全五十四、五十七譲りたし、大下式スケッチ箱と交換してもよし御照會を乞ふ(大阪天王寺師範學校第二部三浦玄良)
 みづゑ四七、四九、五〇より五二迄五四より五六迄(挿畫は完全なるを要す)と僕の畫架及びみづゑ、三八、四〇、四三、四五、四八、六八、六九(挿畫完全)と御交換を乞ふ(芝區神明町二十五久野氏方横本正男)
  小生所持の寫眞器不用に付諸君の内にて油繪スケッチ箱桐上製にて革紐、油壺、油入、バレットナイフ、筆繪具(少量使用のでもよい)と交換して下さい寫眞器付屬品皆上げますハガキで(兵庫神明町大出方松岡)ワットマン四ッ切上製畫嚢不用の方は安價にて譲り渡を乞ふ但新しき品。女性と趣味及水彩畫指南不用の方は半額にて譲られたし右の中一品なゆともよし(播州加東郡小野町内藤遂)
 三宅氏博文館水彩畫譜文房堂の彩畫帖説明付洋畫講義録の水彩畫四十枚臺紙貼付解説共綴込原價約四圓の物送料共貮圓に譲る送金に良法あり待照會分賣交換も諾(大阪北區西基川町二八岡田安之助)
 舶來水彩風景畫一班原價壹圓五拾銭を壹圓にフオスタ鉛筆畫帳と最新永彩畫法の二册を七十銭に右全部なら減價壹圓五拾銭に譲る(新潟市船場町貮丁目關孝平)
 水彩スケッチ箱及び(水彩及び油繪畫法)四十三年度太平洋畫會畫集等相當代價にて至急譲受けたし照會はなる可く往復はがきにて(下野國芳賀郡七井村押久保丑三郎方日下田二三)
 

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