需供案内
『みづゑ』第七十六
明治44年6月3日
一人一回三十字詰三行迄無料。
三行以上は一行につき郵券十錢を拂込むべし。
「みづゑ」六十一より七十二まで貮圓五拾錢にフオスター鉛筆手本海景風景の二冊を五拾錢に讓る其他太平洋畫會カタログ等數冊あり(岩代二本松字若宮一ノ二九、菅野三郎)
小生不用の書女性と趣味元價二圓を壹圓三十錢水彩畫譜同壹圓廿錢を九十錢鉛筆畫法同六十錢を五十錢水彩畫指南同を五十錢に全部無垢の物至急讓りたし(大阪東區南農人町二丁目大隅直造)
水繪六二より七五まで臨時號紀念號共十四冊を送料共金參圓漫畫紀行小杉氏鉛筆畫法中村氏色彩新論田口氏水彩手引三宅氏各五十錢にて譲る御照會あれ何れも新し福岡縣久留米京町一丁目五二梯方本村洋畫講義録全部合本二册クロース綴美本送料共金武圓貮拾錢に譲り渡したし(大阪市西医阿波座中二ノ一四三、村上覺太郎)
みづゑ一、二、三、四、五、九、十、十二、十三、十四、十五、美術新報十巻一、四、六號右賣拂仕候(靜岡縣安倍郡大谷村、島崎淸)
みづゑ、第壹號より第三十七號外第六拾七號より第七拾參號まで全部四拾五册破損無く挿畫完全なる物相當代價にて至急譲りたし(宮城縣登米郡登米町、海老名研二)
『みづゑ』六十、六十一、中繪完全にして無垢のもの譲り受けたし又其内一册にてもよし(島根縣濱田町田町市川方、竹内徹太郎)
小生所持の日本畫講義録不用に付譲る(呉市古川町十四番地次五十一番戸、今井哲三)