みづゑ第八十六號要目


『みづゑ』第八十六
明治45年4月3日

ハドソン河(水彩畫原色版) 故荻原守衞
山岳の水彩畫家 小島烏水
アルプス山中の白雲岩(水彩畫原色版) ジーネ
水彩畫にホワイトを使用する場合 石川欽一郎
沖繩土産中川八郎石川寅治
椿(水彩畫原色版) 故大下藤次郎
海洋の描法 小神野三男四
續三脚物語(二) 鵜澤四丁
繪日詔(寫眞版) 故大下藤次郎
大下藤次郎氏の逸事(下) 長野菊次郎
敎師室から 服部嘉香
四月(水彩畫原色版) ボートン
非人情の記(三) 矢代幸雄
餘興(木版) 戸張弧雁
水の研究(一
寄書 讀者の領分 會告
「みづゑ」の小史
「みづゑ」は明治三十八年七月大下藤次郎の創刊にして本邦に於ける水彩畫專門研究の最初且つ唯一の雜誌なるのみならず現存洋謁畫雜誌中にて最古の歴吏を有するものの一なり四十四年十月大下死去の後は同人事業の記念として遺族大下春子及び同正男に於て繼續經營することとなり故人の親友及び門下生その他斯道專門家の賛助を得て引きつゞき發行す發刊以來八星霜の間期日を愆またず毎月一回づゝ發兌して今日に至れり

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