問に答ふ
『みづゑ』第八十六
明治45年4月3日
□一、木版の方法を書きたる書籍二、木版用具の販賣部(EM生)◎一、なし本誌廿三、廿六、廿七、に山本鼎正の木口木版に就いての話あり二、用具は市内の大きなる金物店にして求むるかさもなければ鍛冶屋に注文するものゝ由、日本木版の刀なれば大がいの金物店にあり、一油繪の風景畫を研究するには如何なる參考書を學びて可なるや、二、水彩にても肖像畫を書き得るや三日本水彩畫會には地方の人では入學する事能はるざや◎一博文館發行の中村不折氏著畫導一班並に大日本繪畫講習會發行の洋畫講義碌あり二出來る三何てもに入會差支へなし同會につき規則書を取り寄せられよ□一日本水彩書會開催の水彩畫展覽會には別科生又は正會員等出品出來るものにや◎一鑑別の上優秀なる作品は陳列を許可せらるべし、