編者より
『みづゑ』第三十九
明治41年7月3日
◎立花氏へ君から送られた二葉のスケッチの内、寺院の方は色が寒過る、影の色をコバルトと極めて仕舞ふのはよくない。紅葉の方は面白い出來である◎住田氏へ肉色が濁つてゐる、人の顔には美しい透明の色もあるものである、唇などもあまりに醜い
『みづゑ』第三十九
明治41年7月3日
◎立花氏へ君から送られた二葉のスケッチの内、寺院の方は色が寒過る、影の色をコバルトと極めて仕舞ふのはよくない。紅葉の方は面白い出來である◎住田氏へ肉色が濁つてゐる、人の顔には美しい透明の色もあるものである、唇などもあまりに醜い