讀者の領分


『みづゑ』第五十四
明治42年9月3日

■自筆水彩繪葉書交換の希望○福島縣石川郡川東村折笠貞義○神戸市東柳原町五十七丸山方塚崎繁夫○下野國日光町下鉢石町星野長一■前號の昨年分ハガキ文學全部の提供者は私です(佐藤周子)■繪葉書競技會開會の希望(小島虎太郎)■各國古郵便切手珍種數百持合す、油繪水彩畫等と交換したし(備中國玉島町中塚響也)■八ッ切以上の水彩スケツチ箱譲受け度し次に『みづゑ』等の美術雜誌を惠まるれば當地繪葉書を御禮に差上る(福岡縣三池郡大牟田魚日町十二松本紫峰)■前號相田君の『少女』奇麗に拜見したが左の頬が少し脹れ過ぎてゐるやうに見られた、着物は御手のものだ。肉體の工合は夏目氏に比較してまだまだと思ふが如何(山梨汀雲)■『女性と趣味』『水彩畫指南』『水彩畫階梯』『スケツチ畫法』『スケツチの栞』『墨繪講話』『大下先生水彩畫帖等譲渡す又は糊いらず水貼枠と交換を望む(茨城縣結城郡菅原村坂野伊三郎)■ワツトマン九ッ切スケツチ箱相當代價にて譲受たし希望者至急御照會(福岡縣遠賀郡香月村田代哲郎)■『みづゑ』五十號及五十二號不用の方は譲受たし但洋畫講義録一、二の二册と交換してもよろし(信州松本市出居番宮下太郎)

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